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今更だけど、外国為替証拠金取引とは

外国為替取引は、銀行間で取引されるインターバンク市場と銀行と顧客が外貨預金や両替を行う対顧客取引に大別されます。
インターバンク市場は、いうなれば外国為替の卸売り市場で、対顧客取引市場は小売市場と考えればいいのではないでしょうか。
そうそう、卸売り・小売りと言えば、以前甥っ子に「おじさんは市場(いちば)で働いているの?」って聞かれて「・・・。」となったことが
ありました。ともあれ、外国為替のしくみや基本をもっと詳しく知りたい方は下記の本を読んでみては如何でしょう。

図解入門ビジネス 外国為替の基本とカラクリがよーくわかる本―相場変動の仕組みと外為市場の基礎

因みに為替市場は24時間眠らないなんてよく言われますが、世界各国でいつ活発に取引されているかというと
JST 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 00 01 02 03 04
ウェリントン
シドニー
東京
ロンドン
ニューヨーク

上図のように各市場は色のついた時間帯で取引が行われており、確かに24時間眠らないのであ〜る。
個人投資家が外国為替取引を行うには、以前は銀行や証券会社で外貨預金・外貨建てMMFなどを取引するぐらいしかありません
でした。やらずぼったくりな手数料をとられた上に基本的には銀行の都合のいいように決められたレートで取引するしかなかっ
たんです。
しかぁ〜し、1998年4月にいわゆる“新外為法”が施行され外国為替公認銀行以外でも業務が行えるようになったのをきっかけに
証拠金取引差金決済方式を導入して誕生した金融商品が外国為替証拠金取引なんです。
特徴は以下に挙げた点でしょうか。

取引金額の一部を証拠金として預けることにより取引が可能
インターバンクに極めて近いレートで取引が可能
高金利通貨を買って低金利通貨を売れスワップを受け取れる(但し、この逆を行えばスワップを支払わなければならない
◎外貨の売りからでも買いからでも取引を始めることが可能
◎外貨の売値と買値の差額で決済(差金決済)
◎手数料が銀行に比べると格段に安い
◎基本的に24時間リアルタイムで取引が可能

と、業者の中には耳障りのいいことばかりを言うところもあるかもしれません。でも、世の中そんなに甘くはありません。
例えば、最初に挙げた特徴の取引金額の一部を証拠金として預けることにより取引が可能って点について考えてみましょう。

ドル円で10万ドルを115円で取引する場合、銀行の外貨預金では11,500,000円の資金が必要(手数料は考慮しない)ですが、
証拠金取引では1,000,000円程度(業者によっては200,000円程度)で取引できます。取引が上手く行っている時は、確かに
ハイリターンも可能なんですが、逆に相場が動いた場合を考えてみてください。2円相場が逆に動いてしまったら・・・。外貨預金なら
11,500,000円が11,300,000円になるだけ(金利・手数料は考慮しない)ですが、証拠金取引だと1,000,000円で取引すれば、800,000円に
200,000円の証拠金で取引していた場合なんか証拠金が消えてなくなります。そうなんです、実はハイリスクな金融商品でもあるんです。

取引を始める前に十分仕組みやリスクについて理解しておくことが必要です。上手くリスクをコントロールしながら行えば、外国為替証拠
金取引はとってもいいものだと思います。

高値・安値表示の注意点

USD/JPY BID OFFER HIGH LOW
108.46 108.49 109.25 107.86

皆さんは上図のような、高値・安値の表示もよく見かけることでしょう。読んで字の如くなので
取り立てて説明することもないのですが、注意したい点を述べておきましょう。

まず、外国為替取引は相対取引なので取引する業者によって高値・安値が異なること。よって、インターバンク市場
での高値・安値と必ずしも同じにはならないことを覚えておきましょう。蛇足ながら銀行間でも高値・安値は必ずしも一致しません。
また、業者によって高値・安値の表示の仕方が異なります。筆者は個人的には、高値=一番高いBID、安値=一番安いOFFER
と表示すべきだと考えますが、オンライン取引を提供している業者の大半は高値=一番高いOFFER、安値=一番安いBIDと表示しているようです。
ですので、業者が表示している高値で売りの指値注文を出したのに約定してない、または安値で買いの指値注文を出したのに約定していない
なんてことが多々起こり得るということを肝に銘じておく必要があります。

では、高値・安値の表示方法が違うとどういうことになるかまとめておきましょう。
@高値=一番高いBID、安値=一番安いOFFERの場合
高値での売り指値注文、安値での買い指値注文は成立する。
逆指値注文の場合はスリッページが発生する。

A高値=一番高いOFFER、安値=一番安いBIDの場合
高値での売り指値注文、安値での買い指値注文は成立しない。
逆指値の場合は(表面上)スリッページは発生しない。

一見Aの逆指値の場合にスリッページが発生しないということは利点であるように思われますが、
例えば偶然その日の業者が表示する高値や安値に逆指値注文を出していた場合、実際のマーケット
では逆指値を出したレートで取引が成立していないのにも拘わらず逆指値注文が約定される可能性が
非常に高いということに注意しなければなりません。よって実質的にはBIDとOFFERのスプレッド分の
スリッページが発生していると考えたほうがいいでしょう。

一見どうでもいいように思える高値・安値の表示ですが、上述のようにその意味を正しく理解していないと
後々トラブルになりかねませんので取引開始の前に十分確認しておきましょう。

実際に某業者の役員さんが、上述のことを理解しておらず、海外の大手業者と揉めたなんて
笑い話にもならない事態が発生したこともあると聞いたことがあります。皆さんはこんな物笑いの
種にはならないでください。

スワップとは〜イメージしてみましょう〜

外国為替取引とは、ある通貨を売って(買って)、もう一方の通貨を買う(売る)という取引です。
このとき取引される2通貨間の金利差相当額をスワップと言います。
ドル円を例にとって見てみましょう。
ドル円でドルを買うということは、ドルを買って円を売るということを意味します。
現在ドルと円を比べると、ドル金利のほうが円金利よりも高いので、
ドルを買う=ドルで資金を運用するということなので、ドル金利を受け取り
円を売る=円で資金を調達するということなので、円金利を支払います。
つまり、高金利であるドル金利の受け取りと低金利である円金利の支払いの差額がスワップである
と考えるとなんとなくイメージしやすいのではないでしょうか。
以上のことを表にすると次のようになります。

ロールオーバー〜スワップポイント発生のしくみ〜

外国為替直物取引では、取引の2営業日後に資金決済をすることになっています。
この資金決済日をValue Dateと言います。
但し、外国為替証拠金取引ではポジションの乗り換えを行いValue Dateを繰り延べしています。
このことをロールオーバーと言います。
そして、Value Dateを1日繰り延べることで高金利通貨と低金利通貨の金利差額が発生します。
ここで、発生する金利差相当額がスワップポイントです。
では、ドル/円の取引を例に見てみましょう。

2005/10/3に10万ドル買い、10/6に決済した場合
上図のようにValue Dateを繰り延べるために、直先同時に交差的に反対売買を行う取引を
スワップ取引と言い、このときの直物と先物の為替レートのスプレッド(開き)がスワップポイントです。
つまり、2通貨間の金利差が直先レートのスプレッド(開き)として反映されることになります。
金利差のある2通貨を売買する場合、高金利通貨はValue Dateが先になるほど安くなり
これをディスカウントと言います。上図の例で言えば、ドルがディスカウントです。
つまりドル円でドルを買った場合、ロールオーバーするために手前でドルを売って先で安いドルを買い戻す
取引を同時に行うので直先のレートのスプレッド(開き)分をスワップとして受け取ることになるのです。
上図の例では10/3にドルを買って10/6にドルを決済するまでに6日分のスワップを受取ることになります。

何故、高金利通貨はディスカウントなのか?〜あなたの取引業者に説明できる人はいますか?〜

ロールオーバーの説明で、高金利通貨はValue Dateが先になるほど安くなると言いましたが何故でしょう?
ここではそれを説明します。

話を簡単にするために、ドル金利を10%、円金利を1%と仮定します。
1ドル=100円の時に、100円を借りて1ドルを1年運用したとすると、
1年後にドルでの運用元利合計は1.10ドルで円の借り入れ元利合計は101円となります。
仮に1年後も1ドル=100円で為替レートが変わらないならどうなるでしょう?
運用元利合計は1.10ドル×100円=110円となり、円の調達元利合計101円を控除しても
手元には9円が利益として残ります。
もし、本当に常にこのようなことが起こるとしたら、誰もが皆円で資金を調達しドルで運用しようと
するでしょう。すると1年後にはドル売りのニーズが増大することになります。
つまり、ドルを買いたい人より売りたい人のほうが相対的に増加するということになるのです。
為替レートも需要と供給の関係で決定されるので、売りたい人の方が多ければレートは下がります。
101円÷1.10ドル=91.82円までドルが下がると考えられます。100円-91.82円=8.18円がこの場合の
スワップポイントということになります。
では、1年後に1ドル=90円になるとしたらどうでしょう?
ドルの運用元利合計は円換算すると、1.10ドル×90円=99円となり、
円の調達元利合計の101円を下回ることになります。
常にこのようなことが起こるなら、誰もが1ドルを借りて100円を運用するでしょう。
1年後には円を売りたい人が相対的に増加します。
やはり、101円÷1.10ドル=91.82円になるまでドル買い円売り圧力がはたらきます。
しかし、いずれにしても、高金利であるドルは1年後には現在の1ドル=100円よりも
安くなることがおわかりでしょう。
以上のことより、高金利通貨による運用元利合計と低金利通貨による調達元利合計が
等価になるまで為替レートは調整されることがわかります。

独自のディーリング手法を身につけよう

一言でディーリング(トレーディング)と言っても、さまざまな区別があります。ポジションを保有している時間という観点からは、
数分(場合によっては数秒?)から数時間でポジションをクローズするデイトレード、数時間から数週間でポジションをクローズする
スイングトレード、数ヶ月から長ければ数年に亘ってポジションを持ち続けるポジショントレードなど。
トレンドという観点からは、トレンドフォロー(順張り)、カウンタートレンド(逆張り)。

いずれにせよ、これで完璧(100%儲かる)なんてディーリング方法は多分ないので、いろいろと研究して自分にあった方法を身につけ
ましょう。これだという方法が身につくまでは、できるだけレバレッジは低くしてリスクを小さくすることをお勧めします。

参考書籍

でも一言で、自分にあったディーリング手法を身につけようなんて言っても簡単なことではありません。私も何パターンかのディーリング
手法を用いていますが、どの方法も全戦全勝なんてわけにはいきません。だから、相場に関する書籍は結構読みます。
私が、読んだ中でいいなと思ったものをいくつか挙げてみましょう。

投資苑:アレキサンダー・エルダー著 パンローリング
実践 ギャン・トレーディング:ジェームズ・ハイアーチェク著 日本経済新聞社
先物市場のテクニカル分析:ジョン J・マーフィー著 きんざい

でも、これらの本って街中の本屋さんにはあまり置いてないんですよね。そこで、私は

トレーダーズショップ
投資家のための専門店

で主に相場に関する書籍を購入しています。上記の書籍もトレーダーズショップなら手に入るでしょう。

業者を選ぶ際の留意点

外国為替証拠金取引を行うには、業者を選ばなければなりません。どこを選ぶかって結構重要です。変な業者を選ぶと大変なことに
なりかねませんので、ポジションをとるのと同程度いやそれ以上に慎重に選びましょう。

業者って一口に言っても、いろいろあります。まず、オンライン取引業者か電話取引業者か。また、出身母体により、証券系、商品取引員
系、独立系に分けることもできます。昨年に改正金融先物取引法が施行されて、2006年1月現在営業している業者は金融庁に登録された
業者あるいは登録申請書類を正式に受理され審査結果待ちの業者であるから、一応胡散臭い業者はない(?)と思われます。

でも、ここで敢えて業者の選考基準っていうか、私ならこんな業者は絶対選ばないって基準を独断と偏見でひとつだけ挙げてみましょう。

電話か来店での取引しか提供してない業者。こういう業者は24時間取引可能と謳いながら、実は19時以降は指値注文のみ
(しかも、指値注文受付は18時までなんてふざけた条件があることが多い)ってところが多く海外市場で相場が大きく動いた場合に
対応してくれない。まぁ登録取った会社がこんないいかげんな対応しているかどうかは知りませんが・・・。

留意点としては、取引条件や取引要綱で疑問な点があれば、必ず契約する前にクリアにしておきましょう。

例えば、オンライン取引業者で“原則スリッページなし”って謳っている業者があります。指値注文ならそんなことは当たり前なこと。
問題は逆指値の場合です。例えば、マーケットの気配値が115.10-13のときに、114.10の逆指値の売り注文を出したとしましょう。
通常インターバンクでは、マーケットで114.10が出合って(取引が成立して)初めて注文を執行しにいきますので、そのときマーケットで
売れる値段は114.10円より低い値段になってしまいます。これがスリッページです。でも、業者はスリッページなしと言う。何故でしょう?
実はそういう業者は、マーケットの気配値が114.10-13になれば逆指値を約定させているだけなんです。つまり、実際のマーケットで
114.10円での取引が成立する前に逆指値の注文を執行しているんですからスリッページなんて発生するわけありません。って言うか、
実際に114.10円でマーケットで取引が成立してないのに逆指値は執行されるんだから、これって究極のスリッページじゃないの?
そして、こういう業者では、114.10円で買いの指値を出していても当然約定しません。だって114.10円の逆指値が約定されるときの
業者の提示する売りレート(オファーレート)は114.13円だったり114.15円だったりするからです。

ですから、こういった点をすべて納得した上で契約することが大事なのです。
オンライン業者を選ぶなら

外国為替取引を始めるなら、比較.comで外国為替取引(FX)会社を比較しよう

を参考に検討するのもいいでしょう。

また、業者が万一倒産した場合預けた証拠金が返還されるかも重要なポイント。その意味で信託保全を実施している業者が
安心。安全面から見ると東京金融先物取引所が運営するくりっく365も優位性があるのではないかと思います。

くりっく365取り扱い業者

スターアセット証券【くりっく365】 コスモ証券 三貴商事 東京コムウェル

また、実際に取引を始める前に

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などで、十分に練習してからでも遅くはありません。マーケットは逃げません。


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元外資系銀行のディーラーが経営に参画しています 短資会社系列なので十分なノウハウがあります 外国為替証拠金取引|マネーパートナーズ あの森好治郎さんのレポートが読める 証券会社だから証拠金に株券も代用可能 取引所取引だから安心&税法上もメリット有り